
ホームセンターで「アダンソニー」タグだった白斑モンステラ

ホームセンターでモンステラを見ていると、ときどき普通の株に混じって「ちょっと違う」個体がいます。
今回見つけたのは、新芽に白い斑が入っていたモンステラです。
しかも入手時のタグは「モンステラ・アダンソニー」。ただ、実物を見ると葉の大きさや雰囲気には違和感があり、デリシオーサ系に見える個体でした。
そして何より気になったのが、次に展開しようとしていた新葉に見えた白斑です。
「これは斑入りになるのでは?」と期待して育てましたが、結果から言うと、その後の葉では斑が消えました。
新芽に白斑が入ったモンステラを発見

購入時に気付いたのは、展開前の新芽、いわゆるドリル部分に入った白い模様でした。
葉が傷んで白くなっているというより、組織そのものに色が抜けているように見えたため、斑入り個体の可能性を期待しました。
一般的な緑葉のモンステラに突然白斑が現れると、どうしても「この後も斑が続くのでは」と期待してしまいます。
タグは「モンステラ・アダンソニー」だった
この株でもう一つ気になったのが、入手時の植物タグです。
タグには「モンステラ・アダンソニー」とありました。
Monstera adansonii と Monstera deliciosa は、現在どちらもKew Plants of the World Onlineで別種として受容されています。つまり、単に名前違いの同じ植物ではありません。([Plants of the World Online](https://powo.science.kew.org/taxon/87464-1?utm_source=chatgpt.com))
ただ、園芸店やホームセンターでは、モンステラ類のタグが実物と必ずしも一致していないケースもあります。
今回の株も、葉姿を見る限り私はアダンソニーよりデリシオーサ系の印象を受けました。
とはいえ、この時点の写真だけで種を確定できるわけではないため、本記事では無理に同定せず「入手時のタグはアダンソニーだったモンステラ」として扱います。
白斑は次の葉にも続くのか?
こうした個体で一番気になるのは、白い部分が一度だけなのか、それともその後も繰り返し出るのかです。
斑入り植物として面白くなるなら、新しく展開する葉にも同じような白斑が現れてほしいところ。
そこで、そのまま成長を追いました。
結果|白斑はその後消えた
結論として、この個体の白斑はその後の葉には続きませんでした。
普通の緑葉を出すようになり、斑入りモンステラとして固定された個体にはなりませんでした。
つまり、少なくとも私が育てたこの株では、一枚の新芽に白い部分が現れただけで「斑入り個体」と判断することはできなかったということです。
一度だけ白くなったからといって、斑入りとは限らない
植物を集めていると、通常は緑一色の株から一部だけ色が抜けた葉が出ることがあります。
ただ、その一枚だけを見て「斑入りが出た」「変異株だ」と判断するのは早いと思います。
今回のように、その後の葉ではまったく斑が出なくなることもあります。
逆に、新葉を何枚出しても同じ位置や茎にも斑が確認できるなら、継続性のある斑入りとして期待できる可能性は高まります。
結局、答えを見るには数枚先まで育てるしかありません。
モンステラの変わった個体は長期観察が面白い
これまでにもモンステラでは、
- 割れないと思った葉が後から普通に割れた個体
- 細葉だったのに成長すると丸葉になった個体
- 複数の成長点を持つゾンビタイプ
- 極端に成長が遅い超矮性・極厚葉タイプ
など、若い頃の姿からは将来を予測できなかった株をいくつも育ててきました。
今回の白斑モンステラも同じです。
購入時は「もしかすると斑入りになるかもしれない」と期待できる姿でしたが、育てた結果は普通の緑葉。
特徴が消えたという結果そのものも、個体を長く育てたから分かった情報です。
まとめ|白斑を見つけても数枚先まで見てみる
今回のモンステラは、新芽に明確な白斑が見られたため、斑入り個体になる可能性を期待して育てました。
しかし、その後の葉では白斑が現れず、結果として斑は消えました。
モンステラに限らず、植物の変わった葉を一枚見つけたときは、その一枚だけで品種や変異を判断しない方がよさそうです。
数枚先の葉まで追ってみると、本当に特徴が固定されているのか、一時的なものだったのかが見えてきます。
ホームセンターの普通の植物売場でも、こういう「答え合わせしたくなる株」が混じっているのが面白いところです。
※本記事の斑の経過は、筆者が実際に栽培した個体についての観察記録です。入手時タグは「モンステラ・アダンソニー」でしたが、本記事では写真のみから種を断定していません。











