フィカス
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フィカス・スイートハートとは?店頭980円で見た斑入り葉と学名を整理

クリーム色の縁と灰緑色の斑が入ったフィカス・スイートハートの三角形の葉
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店頭で、クリーム色の斑が入った小さな三角形の葉をたくさんつけたフィカスを見ました。売場札は「フィッカス・スィート」と読め、価格は税抜980円(税込1,078円)。「スイートハート」の名前で知られるタイプを調べると、よく使われる「トライアンギュラリス」という学名にも、少し整理が必要でした。今回は購入・栽培した株ではなく、店頭で撮った写真と値札を起点にした記録です。

店頭に並ぶフィカス・スイートハートの斑入り株と税抜980円の値札
撮影した売場の株と値札。価格は撮影時の表示で、店舗や時期によって変わります。

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スイートハートの基本データ

流通名と、関連する植物分類を分けて整理
流通名フィカス・スイートハート。撮影した売場札は「フィッカス・スィート」と読める
関連する学名Ficus triangularis Warb. として広く流通。POWOでは Ficus natalensis subsp. leprieurii (Miq.) C.C.Berg の異名
科・属クワ科・イチジク属(フィカス属)
種・亜種の自生域西アフリカの熱帯域からザンビア西部
自生環境湿潤な熱帯域。森林やサバンナの湿った場所に関する記載がある
樹形・葉種・亜種は樹木。店頭株は小さな三角〜ハート形の葉に緑・灰緑・クリーム色の斑が見える

分類・自生域はKew Plants of the World Online(POWO)、自生環境の補足は同サイトの植物誌に基づく記載を参照。表の種・亜種の情報は、写真の店頭株の品種コードを証明するものではありません。

「トライアンギュラリス」と「スイートハート」は同じ名前ではない

園芸店では「フィカス・トライアンギュラリス」の名がよく使われます。一方、POWOはFicus triangularisを、現在採用するFicus natalensis subsp. leprieuriiの異名として掲載しています。これは植物分類上の名前の整理であって、写真の斑入り株を特定の園芸品種へ同定できたという意味ではありません。

スイートハートについては、山田農園の生産者ページに小さな斑入り葉の写真と品種登録への言及があります。また、農林水産省の品種登録には、同社が登録したFicus natalensisの「HANFICVAR1」があり、葉の斑の特徴も記載されています。ただし、今回撮った売場写真からは生産者名や登録品種名を読み取れません。この株を「HANFICVAR1」だと断定せず、記事では店頭で見たスイートハートとして扱います。

店頭で目に留まったのは葉ごとの斑の違い

写真では、緑が大きく残る葉、縁がクリーム色に抜ける葉、ほとんど淡色に見える葉が近くに並んでいました。葉の先端が浅くへこんでハートに見えるものもあれば、三角形の印象が強いものもあります。複数の鉢が写っているため、これを一株の葉の変化や、栽培による斑の安定性とまでは言えません。

白い部分が広い葉と緑が多い葉が並ぶフィカス・スイートハートの店頭株
売場の葉を近くから撮影。クリーム色と緑色の占める割合が葉によって違います。

同じく小さな斑入り葉を楽しめるフィカスでも、丸みの強い葉を持つ我が家のコバンボダイジュ斑入りの観察記事とは葉の輪郭が違います。フィカスを葉形で見比べたい人には、両方の実物写真が参考になると思います。

家で育てるなら、光と水の変化に気をつけたい

ここからは、この店頭株で試した方法ではなく、資料に基づく栽培の目安です。シンガポール国立公園局のFicus triangularisの解説は、栽培下では低木〜小高木になり、室内では水のやりすぎを避け、土が乾く間隔を設けるよう案内しています。明るさ、水、湿度の急な変化も落葉につながり得るとしています。写真の小鉢が将来必ず同じ高さになる、という意味ではありません。

「スイートハート」を掲載する山田農園は、直射日光を避けた明るい室内を置き場所に挙げています。英国王立園芸協会(RHS)の観賞用フィカス全般の管理案内でも、斑入り株は明るい場所を必要とし、冬は暖かく温度変化や冷風の少ない場所で管理することを勧めています。これらは出典と対象が異なるため、販売ページの数字をそのままこの株の「耐寒温度」とはしません。

水やりは曜日で固定せず、用土が少し乾いたか、鉢に水が残っていないかを見て調整します。植え替えるなら生育期に根鉢の状態を確認して、排水のよい用土と一回り大きい鉢を検討するのがフィカス一般の管理です。冬は水の減り方が変わるので、夏と同じ回数を続けない方がよいでしょう。樹木として育つフィカスなので、登攀性アロイドのような長い支柱を前提にする必要はありません。増やし方についてはRHSが観賞用フィカス一般の半熟枝挿しを案内していますが、私自身はこの株で試していません。

今回確認できたのは、店頭の姿と価格まで

税込1,078円の札の前で見たのは、白っぽい葉と緑の多い葉が並ぶ斑入りのフィカスでした。流通名と植物分類、品種登録の情報は調べられましたが、今回の鉢の生産者・登録品種名、購入後の成長や冬越しは未確認です。品種ラベルや栽培中の変化が確認できたら、この記録に追記します。

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フィカス・アロイドを育てて記録する人
珍しい観葉植物を実際に育てながら、フィカス・モンステラ・フィロデンドロンなどのアロイドを中心に、成長記録・比較・増やし方をまとめています。 流通名だけでは分かりにくい植物も、実株の写真と栽培経験をもとに紹介しています。
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