
フィカス ‘アポロ’を育てる|成長が遅く節間が詰まる、大株を見かけないフィカス

細かな葉が密集し、コンパクトな樹形を作るフィカス ‘アポロ’。
フィカスというと、ウンベラータやベンジャミンのようにぐんぐん伸びて大きくなるイメージがありますが、アポロを実際に育ててみると少し様子が違います。
成長がかなりゆっくりで、節間が詰まりやすい。
園芸店でも小〜中サイズの株は見かけますが、大株になったアポロは意外なほど見かけません。

フィカス・アポロは節間が詰まる
アポロを育てていて特徴的だと感じるのが、葉と葉の間隔です。
新しい葉を出して成長していても、枝が一気に間延びするというより、短い節間で葉を重ねるように伸びていきます。
そのため、小さな株でも葉が密集し、こんもりとした姿になりやすいフィカスです。

実際に育てると成長はかなり遅い
もうひとつ感じるのが成長速度の遅さです。
もちろん栽培環境によって成長速度は変わりますが、私が育てている印象では、ほかのフィカスと比べても樹高がなかなか伸びません。
節間そのものが短いこともあり、新しい葉が増えていても株全体の高さはあまり変わらないように見えます。
早く大きな観葉植物にしたい人には少し気長な植物ですが、逆にいえばコンパクトな樹形を長く楽しみやすいともいえます。
フィカス・アポロの大株は意外と珍しい

園芸店を見て回っていて気になるのが、大株のフィカス・アポロをほとんど見かけないことです。
小さな鉢で仕立てられた株は流通していますが、床置きサイズまで育った立派なアポロとなると、一気に見る機会が少なくなります。
実際に育ててみると、その理由のひとつは分かる気がします。
もともと成長がゆっくりで、さらに節間が詰まって伸びるため、高さのある大株になるまでかなり時間が必要だからです。
ただし、大株の流通が少ない理由を成長速度だけで断定できる資料があるわけではありません。ここは実際に栽培し、売場を見てきた中で感じていることです。
小さいままでも樹形が作りやすい
大きくなるのが遅いことは、必ずしも欠点ではありません。
節間が詰まって葉数が増えるので、背丈がそれほどなくても密度のある姿になります。
フィカスを室内で育てていると、光量不足などで枝が間延びして樹形が崩れることがありますが、アポロはもともとのコンパクトな性質そのものが魅力です。
巨大なフィカスを目指すというより、細かな葉が密集した樹形をじっくり作っていくタイプとして楽しんでいます。
まとめ|大株まで育ててみたくなるフィカス
フィカス ‘アポロ’を実際に育てて感じる大きな特徴は、成長が遅く、節間が詰まりやすいことです。
新しい葉は出ていても樹高はなかなか伸びず、コンパクトで密度のある株姿を維持します。
そして園芸店でも、小さな株に比べて大株はかなり珍しい印象があります。
だからこそ、このアポロを何年も育て続けて大株にしたらどんな姿になるのか。
成長の速いフィカスとは違う、長期栽培の楽しみがある品種です。









