
モンステラ2224とは?ビロード葉・ランナー・成熟葉の疑問を実株で観察
最近、園芸店で突然見かけるようになった少し変わったモンステラがあります。
「モンステラ2224(Monstera 2224)」です。
濃い緑色の葉は、一般的なモンステラのようなツルッとした質感ではなく、どこかビロードやサテンを思わせる独特の表情。
ところが「2224」という名前が何を意味するのか、どのモンステラの系統なのか、詳しい由来はほとんど分かりません。
私自身も、ある時期から園芸店で突然並び始めたという印象を持っています。
今回は実際に育てているモンステラ2224を、葉質、ランナー、似て見えるハブカズラとの違い、そして「登らせると葉は割れるのか?」という疑問まで含めて記録します。
モンステラ2224で分かっていること
| 入手・流通名 | Monstera 2224。2224という番号の由来は未確認 |
|---|---|
| 分類の扱い | 園芸流通ではモンステラ属とされるが、確定した種名を示す資料は未確認 |
| 本人株の葉 | 細長い濃緑葉。光の角度でビロードやサテンのように見える |
| 本人株の伸び方 | 葉の少ない長いランナー状の茎を伸ばすことがある |
| 成熟葉 | 支柱で登らせた後の葉型・穴・切れ込みはまだ観察していない |
| 似た植物 | 幼株の葉がハブカズラ系に似て見える。見た目だけで種や属は決められない |
これがモンステラ2224

モンステラ2224は、園芸流通上「Monstera 2224」という名前で販売されている植物です。
現在確認できる販売情報でも、サトイモ科モンステラ属として扱われています。
一方で、「2224」が採集番号なのか、選抜番号なのか、生産上の管理番号なのか、その由来について信頼できる資料は見つかりません。
正式な種名や園芸品種名として確立しているのかどうかも、現時点では不明です。
つまり名前はある。でも、その名前の中身がほとんど分からないモンステラ。
そんな少し不思議な存在です。
もう一枚。普通のモンステラとはかなり違う

小さな株を見ると、一見して「これがモンステラ?」と思う人もいるかもしれません。
デリシオーサのようなハート形の葉とも違い、マドカズラのような穴もありません。
葉はやや細長く、濃い緑色。
そのため、別属のアロイドにも見えるような姿をしています。
最大の特徴はビロード・サテンのような葉

モンステラ2224で一番面白いと思っているのが、葉の質感です。
表面が単純な光沢葉ではなく、ビロードやサテンのような独特の反射を見せます。
販売店でも「ビロードのような質感」「光が当たるとラメのように見える」と紹介されており、実株を見てもこの表現はかなり納得できます。
見る角度や光によって葉の表情が変わり、濃い緑色なのに意外と存在感があります。
ぱっと見はハブカズラにも似ている

モンステラ2224を初めて見たとき、個人的に少し似ていると感じたのがハブカズラ系のアロイドです。
特に幼い株では、細長い緑葉だけを見ると雰囲気が似ています。
ただし、2224は流通上Monsteraとして扱われており、葉の表面には独特のサテン質があります。
このあたりは、普通のハブカズラ系とは違う印象です。
以前の記事でも触れたように、「ハブカズラ」という名前自体が複数の植物に使われることがあるため、見た目や流通名だけで判断するのは注意が必要です。
モンステラ2224はランナーを出しやすい

実際に育てていて気になる特徴が、ランナーを出しやすいことです。
葉を次々と密に展開して綺麗な株姿を作るというより、突然長い茎を伸ばして別の場所を探そうとします。
この性質のため、吊り鉢などでは面白い姿になる一方、コンパクトな観葉植物として綺麗に維持しようとすると少し扱いにくい。
園芸店で売られている株を見ても、時間が経つにつれて樹形が崩れやすそうな印象があります。
なぜあまり人気が出ないのか?
記事執筆時に挙げていた販売例は小さな鉢で数千円でした。販売日・店舗・苗の状態で変わるため、現在の相場を示す数字ではありません。
一般的な小型観葉植物として考えると、少し強気な価格です。
さらに、見た目だけでは「モンステラらしさ」が分かりにくく、ランナーによって株姿も崩れやすい。
私が園芸店で見た印象でも、発売直後の珍しさに対して、その後は売れ残っている株を見かけることがありました。
もちろん、実際の販売データを確認したわけではないため「人気がない」と断定することはできません。
ただ、珍しい・綺麗・でも何者なのか分からない・仕立てにくいという、少し不思議な立ち位置にいる植物だと思います。
登らせたら葉が割れるかは未確認
葉が大きくなる、裂ける、穴が開くという変化は別々に記録する必要があります。今回の株には成熟株の由来資料がなく、支柱を与えるだけで葉に穴が開くと約束はできません。登攀後に同じ茎から展開した葉の写真と葉齢を残すと、幼葉との違いを検証できます。
和名の混乱はハブカズラの流通名と分類を実株で比較した記事で、未同定のモンステラを図鑑に混ぜるときの注意点はオブリクアの流通フォーム比較でも扱っています。
登らせたら葉が割れるかは未確認
ここが、今後いちばん観察したいところです。
2224は本当にモンステラらしい成葉を作るのか。
モンステラ属には、幼葉ではまったく穴も切れ込みもないのに、樹木や支柱を登りながら大型化すると葉に穴や切れ込みを作る種が多数あります。
シルテペカナなども、小さな状態から成熟すると葉姿が大きく変化します。
2224もMonstera属であるなら、登攀させて十分に成熟させたとき、現在とはまったく違う成葉を見せる可能性があります。
一方で、すべてのモンステラがデリシオーサのような大きな切れ込み葉になるわけではありません。
現時点では成熟株の信頼できる情報が少ないため、実際に登らせて確認してみるのが一番だと思っています。
「2224」という数字はいったい何なのか?
そしてもうひとつ気になるのが、名前そのものです。
なぜ2224なのか。
植物では、採集番号、アクセッション番号、生産管理番号などが、そのまま流通名のように残ることがあります。
しかし、今回のMonstera 2224について「2224が何を意味する番号なのか」を確認できる信頼できる資料は見つかりませんでした。
そのため、由来について勝手に推測するのは避けたいと思います。
もし生産元や海外での流通経路、2224という番号の由来をご存じの方がいれば、ぜひ情報をお寄せください。
突然現れた謎のモンステラを育てて追ってみる
モンステラ2224は、現在のところ情報がかなり少ない植物です。
ビロード・サテンのような葉。
濃い緑色。
細長い幼葉。
そしてランナーを出しやすい性質。
現在の姿だけでも面白い植物ですが、本当の姿が分かるのはこれからかもしれません。
登らせて葉を大型化させたらどうなるのか。
穴が開くのか、切れ込みが入るのか、それとも今の葉型のまま巨大化するのか。
成熟株の情報が少ないからこそ、自分で育てて確かめてみたい植物です。
今後変化が出たら、この記事に追記していきます。
※以下にはアフィリエイトリンクを含みます。

※出品状況は随時変わります。記事で紹介している植物が出品されていない場合もあります。
※リンク先の商品購入等により、当サイトが報酬を受け取る場合があります。







