
フィロデンドロン・ジョセボーノとは?大型化する斑入り種を実株で紹介

大型になる斑入りフィロデンドロンを探していると、一度は名前を見かけるのがフィロデンドロン・ジョセボーノです。
「ジョセ・ブオノ」「Jose Buono」などの表記でも流通しています。
白~クリーム色、黄緑、緑が混ざる大きな葉が特徴ですが、実際に育ててみると面白いのは斑だけではありません。
かなり大型化すること、生育が速いこと、そして一見すると株立ちのようにも見える独特な育ち方。
今回は我が家で育てている実株を見ながら、ジョセボーノの特徴を紹介します。

フィロデンドロン・ジョセボーノとは?
フィロデンドロン・ジョセボーノは、大型の葉を展開する斑入りフィロデンドロンとして流通している植物です。
最大の特徴は、やはり一枚ごとに大きく変化する斑です。
規則的な覆輪斑ではなく、葉によって斑の位置や面積がかなり変わります。
白~クリーム色が大きく入る葉もあれば、黄緑色が混ざった葉、緑の割合が多い葉も出ます。
そのため、新しい葉が開くまで次の模様が分からないタイプのフィロデンドロンです。

ジョセボーノの斑入りはかなりランダム
ジョセボーノを育てていて面白いのが、この斑の不規則さです。
一枚の葉の中でも色の入り方は均一ではなく、大きく色が抜ける部分と緑が残る部分が混在します。
さらに次の葉では、まったく違う場所に斑が現れることもあります。
つまり、株全体が同じ模様で揃うというより、一枚一枚違う葉を楽しむフィロデンドロンという印象です。
斑入り植物は、新しい葉を開く瞬間が楽しみですが、ジョセボーノは特にその要素が強い植物だと思います。
かなり大型化するフィロデンドロン

ジョセボーノは、小さな斑入りフィロデンドロンではありません。
成長するとかなり大型化します。
幼株のうちはそれほどでもありませんが、株が充実してくると葉が大きくなり、一枚だけでもかなりの存在感が出てきます。
しかも我が家では生育もかなり速いです。
大型種だからゆっくり一枚ずつ葉を作るというより、環境が合えば次々に成長していく印象があります。
小さな苗を買っても、順調に育てば思っていた以上に早く場所を取る植物です。
株立ちのように見えるが、つる性
ジョセボーノの姿を見ていると、最初は株立ち型のフィロデンドロンのように感じることがあります。
大きな葉柄が中心付近から次々と立ち上がるため、コンパクトな株のうちは特にそう見えます。
しかし実際には、茎を伸ばして成長するつる性・登攀性のフィロデンドロンとして扱った方が、その性質を理解しやすいです。
成長点が進むにつれて節が増え、そこから葉と気根を出していきます。
茎と気根を見ると「登る植物」だと分かる

葉だけを見るより分かりやすいのが茎と気根です。
節を見ると、しっかりと気根を出しています。
これは本来、周囲の樹木などにつかまりながら上へ成長していくためのものです。
そのため、大きく育てたいのであれば、支柱やモスポールなどにつかまらせて育てるのも面白いと思います。
以前紹介したモンステラ類でもそうですが、登攀性のアロイドは「何かにつかまっているかどうか」で成長の仕方が大きく変わることがあります。
生育はかなり旺盛
我が家でジョセボーノを育てていて感じるのは、とにかく生育が旺盛ということです。
斑入り植物というと、緑葉の植物より成長が遅いイメージがあります。
しかしジョセボーノについては、少なくとも我が家では「斑入りだから遅い」という印象はほとんどありません。
環境が合えば葉を増やしながら茎もしっかり伸びていきます。
さらに葉そのものも大型化するため、成長速度と一枚の葉の大きさの両方でボリュームが増えていく植物です。
斑入りだからこそ、葉ごとの差が面白い
ジョセボーノの魅力は、単に「白い斑が入る」ことではないと思います。
緑の多い葉。
大きく斑が入る葉。
白~クリーム色が目立つ葉。
黄緑色を含んだ葉。
それぞれが同じ株から出てくるため、株が大きくなるほどさまざまな模様の葉が同時に並ぶようになります。
大型葉でこのランダムな斑が出るため、完成した株の迫力はかなりあります。
ジョセボーノを育てて感じた特徴
| 項目 | 我が家での印象 |
|---|---|
| 葉 | 成長するとかなり大型化する |
| 斑入り | 葉ごとに位置・面積が大きく変わる |
| 生育速度 | かなり速い |
| 成長形態 | 株立ちのようにも見えるが、茎を伸ばす登攀性 |
| 気根 | 節からしっかり発生する |
| 仕立て | 大型化させるなら支柱などにつかまらせたい |
| 魅力 | 大型葉とランダムな斑の組み合わせ |
「大型・斑入り・成長が速い」が揃ったフィロデンドロン
ジョセボーノは、斑入りフィロデンドロンの中でもかなり存在感のある植物です。
葉が大きくなる。
斑は一枚ごとに変わる。
そして生育もかなり速い。
コンパクトな斑入り植物をゆっくり楽しむタイプとは、少し方向性が違います。
むしろ、場所を取ってでも大きな葉を展開させ、株全体を迫力ある姿に仕上げたい人に向いたフィロデンドロンだと思います。
一見すると株立ちのような姿から、茎と気根を伸ばして登攀していくところも面白い。
今後さらに登らせていけば、葉がどこまで大型化するのか、斑の入り方が成熟によって変化するのかも観察していきたいと思います。
※「ジョセボーノ」「ジョセ・ブオノ」など表記には揺れがあります。本記事では国内流通で見られる名称を併記しています。斑の入り方、成長速度、葉の大きさなどには個体差・栽培環境による差があります。また、生育に関する記述には筆者が実際に育てている株の観察を含みます。
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