
フィロデンドロン・ロジョコンゴを幹上がりに|古木のように楽しむ「アロイド盆栽」

フィロデンドロン・ロジョコンゴを、幹を見せるような幹上がりの姿で育てています。
最近はフィロデンドロンなどのアロイドを、普通の観葉植物としてではなく、古木のような樹形を楽しむ「アロイド盆栽」のような仕立てで見かけることも増えてきました。

ロジョコンゴは幹が見えてくると雰囲気が変わる
ロジョコンゴは、つる性のフィロデンドロンとは違い、茎が詰まった状態で自立して育つセルフヘディングタイプのフィロデンドロンです。
若い株では葉が密集して見えますが、育ち込んで下葉が落ちていくと茎が露出し、だんだん「幹」のような姿になってきます。
この部分をあえて見せるようにすると、一般的なロジョコンゴとはかなり違った、古木のような雰囲気になります。

アロイド盆栽という楽しみ方
最近は、フィロデンドロンやモンステラなどを小さくまとめるだけでなく、露出した茎や気根、曲がった樹形まで含めて鑑賞する仕立ても面白いと思っています。
いわゆる盆栽そのものとは栽培方法も植物の性質も違いますが、古木感のある姿を楽しむという意味では「アロイド盆栽」という呼び方がしっくりきます。
葉だけを楽しむのではなく、長く育てたことでできる幹や節の跡まで見せ場になるのが面白いところです。
根元から出た新芽は、幹の向きを変えたあとに動いた
この株では、幹の根元付近から新芽も動き始めています。

これは、幹の位置が下がったり向きが変わったあとに、これまで優先されていなかった芽が動き始めたものです。
植物では一般に、主茎の先端が優先して伸び、脇芽の成長が抑えられる頂芽優勢という性質があります。主茎の姿勢や状態が変化すると、脇芽の成長バランスも変わることがあります。
ただし、この株で「横になったことだけ」が新芽発生の原因だったと断定することはできません。ここでは、実際に向きが変わったあとに根元の芽が動いた、という栽培上の観察として記録しておきます。
モンステラでも横にすると動く芽が変わることがある
同じような変化はモンステラでも見ています。
茎を横向きにしたり、成長点の位置関係が変わったあと、それまで動いていなかった節の芽が伸び始めることがあります。
どの芽が優先して動くかは、頂芽優勢だけでなく、光、茎の状態、根の量、節ごとの活力など複数の条件が関係すると考えられるため、単純に「横にすれば必ずこの芽が出る」とは言えません。
長く育てた株だからこそできる仕立て
幹上がりのロジョコンゴは、若い苗を買った直後にはなかなか作れません。
下葉が落ち、茎が伸び、節の跡が残っていくことで少しずつ古株らしい表情が出てきます。
葉の美しさだけではなく、長く育てた時間そのものを樹形として楽しめるのが、アロイド盆栽の面白さだと思います。











