
モンステラ・デュビアの幼葉と成熟葉|銀模様のシングリングから葉姿はどう変わる?

モンステラ・デュビア(Monstera dubia)。幼株は銀色の模様が入った葉を出し、支持物に葉をぴったり貼り付けるように登ります。ところが十分に成熟すると大型化し、幼株とは別の植物のような姿になります。

モンステラ・デュビアの基本データ
| 学名 | Monstera dubia (Kunth) Engl. & K.Krause/サトイモ科モンステラ属 |
|---|---|
| 分布 | メキシコのベラクルス・チアパスから南米熱帯域、トリニダード |
| 成長型 | 湿潤な熱帯環境の登攀植物 |
| 幼葉 | 支持物へ重なるように密着。銀色の模様を持つことがある |
| 成熟葉 | 大型で切れ込み・穴がある葉のほか、全縁のまま成熟する例もある |
出典はKew POWOと掲載のCATE Araceae形態記載。この記事の成熟形の説明は資料に基づくもので、筆者が長さ1mの葉まで育てた実績を示すものではありません。
読み方は「デュビア」で
学名は Monstera dubia。この記事では国内で一般的な表記のデュビアで統一します。Kewでも独立した種として認められています。

幼株は銀模様のシングリング
幼株はハート形に近い葉を支持物へ重ねるように密着させて登ります。Kewの形態記載でも幼株はシングルプラントで、葉にはしばしば銀色の模様が入るとされています。

大きくなると本当に別の植物みたいになる
成熟すると小さな銀葉とは大きく異なる葉を出します。Kewに掲載された形態資料では成葉の葉身は長さ20〜100cmとされます。深い切れ込みが入り、大きな葉に左右それぞれ1〜3列の穴が見られる一方、切れ込みのない葉の状態で成熟する個体も記載されています。
大型で穴の多い葉になる姿はありますが、育てれば必ずその形に到達する、とは言い切れません。資料にある大きさは室内での到達保証でもありません。幼葉の銀模様を楽しむ仕立てと、大きな支持物を用意して葉の変化を観察する仕立てを分けて考えると分かりやすくなります。

モンステラの中でも変身ぶりが大きい
モンステラには成長に伴って葉が大型化し、切れ込みや穴が増える種類があります。デュビアはそこに幼葉の銀模様とシングリングまで加わるため、変化が特に分かりやすい種類です。
登らせた株の実際の変化はマドカズラがモスポールで天井付近まで伸びた記録で紹介しています。種が違うので、同じ期間や同じ葉形になるとは限りません。デリシオーサの切れ込みと穴の少なさについては切れ込みはあるのに穴が少ない所有株の記録も比較になります。

参考資料
Kew Plants of the World Online:Monstera dubia







