フィカス
PR

白斑ガジュマルは何種類ある?赤い新芽の斑入りガジュマルを育てて分かった特徴

f4shhikgme
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

ガジュマルの斑入りというと、黄緑~黄色の斑が入るタイプを思い浮かべる人も多いと思います。

しかし、ガジュマルにはかなり白に近い斑が入るタイプも存在します。

今回紹介するのは、我が家で育てている白斑のガジュマル。

この株、普通の斑入りガジュマルとはかなり雰囲気が違います。

白い斑が入る斑入りガジュマル
我が家で育てている白斑タイプのガジュマル

特徴的なのは白い斑だけではありません。

新葉には赤みがあり、幹や枝にも赤みが出ます。

さらに普通のガジュマルとは育ち方にも少し違いがあり、枝は比較的細く、伸びてくると枝垂れるような姿になります。

アロイド植物をメルカリで販売しています

増えた株や発根済み苗等を中心に出品しています。
気になる植物があればこちらからどうぞ。

メルカリの出品を見る

我が家の白斑ガジュマルのデータ

種の学名Ficus microcarpa L.f./クワ科フィカス属
今回の系統白斑が強い所有株。正式な園芸品種名は未確認
葉と新芽白い斑が入り、新葉に赤みが見られる
枝ぶり枝が細く、伸びると枝垂れるようになる。若い枝にも赤みがある
光の経験我が家では暗い置き場に弱く感じる
研究の対象との違い後述の研究は‘Milky Stripe’。この所有株を同じ品種と確認したわけではない

種の分布・分類はKew POWOを参照できます。白斑タイプの数や名前は、販売時の呼び名だけで正式品種として数えないようにしています。

白い斑入りガジュマルには複数のタイプがある?

園芸の世界では、白斑のガジュマルにも複数のタイプが存在するという話があります。

「3タイプほどある」と語られることもありますが、調べた限りでは、それらを正式な品種として3種類に整理した信頼できる資料までは確認できませんでした。

そのため、この記事では白斑ガジュマルには見た目や生育特性の異なるタイプが流通しているという前提で紹介します。

少なくとも、実際に植物を見比べるとかなり違います。

今回紹介している株は、

  • 白い斑が強く入る
  • 新葉が赤みを帯びる
  • 幹や若い枝にも赤みがある
  • 枝が細い
  • 枝垂れるように伸びる

という特徴があります。

白斑ガジュマルの赤みを帯びた新葉
白斑だけでなく、新しい葉に赤みが出るのも特徴的
白斑ガジュマルの赤みを帯びた枝と幹
枝や幹にも赤みが見られる

普通の斑入りガジュマルより枝が細い

個人的にかなり面白いと思っているのが樹形です。

一般的なガジュマルというと、太い幹としっかりした枝をイメージします。

ところが、この白斑タイプは枝がかなり細い。

枝が伸びてくると、上へガッチリ伸びるというより、やや枝垂れるような姿になります。

細い枝が枝垂れるように成長する白斑ガジュマル
一般的なガジュマルとは少し違う、細くしなやかな枝ぶり

一方、同じように白い斑が入るガジュマルでも、もっと幹や枝がしっかりしているタイプも見かけます。

単純に「白斑ガジュマル」という名前だけでは、この違いまでは分からないことがあります。

この白斑ガジュマルは暗い場所がかなり苦手

そして、育てていて最も注意したいと感じたのが光量です。

この株は暗い環境が極端に苦手という印象があります。

我が家では、室内で育てるなら少なくとも明るい窓際でないとかなり厳しいと感じています。

これは白斑の面積を考えると、ある程度納得できます。

斑入り植物の白い部分は葉緑素が少ない、あるいはほとんど持たないため、緑色の部分と同じようには光合成できません。

実際、Ficus microcarpaの斑入り品種「Milky Stripe」を調べた研究では、葉の白色部分では光合成速度が検出されず、葉緑体の構造にも緑色部分との違いが確認されています。ただし、これは我が家の株を測定した結果でも、この株に必要な照度を求めた実験でもありません。

白い斑の面積が大きい斑入りガジュマルの葉
白い部分が大きい葉ほど、緑色部分の面積は少なくなる

つまり、白が多い葉ほど株全体として使える緑色部分が少なくなります。

普通の緑葉ガジュマルと同じ感覚で暗い場所に置くのは避けた方がよさそうです。一方、明るさが必要だからと急に強い日差しへ移すのも避けたいところです。ミネソタ大学の室内植物の管理解説も、光環境を徐々に変えるよう案内しています。

園芸店で「ハゲ坊主」になった白斑ガジュマルを見たことも

以前、生産者から出荷されたと思われる白斑ガジュマルが園芸店に並んでいるのを見たことがあります。

ところが、その株はほとんど葉が落ちてハゲ坊主状態になっていました。

もちろん、その株が葉を落とした原因を断定することはできません。

ただ、自分でこの白斑ガジュマルを育てていて感じる光量への敏感さを考えると、売り場の環境によっては状態を維持するのが難しい植物なのだろうとは感じます。

普通のガジュマルが丈夫だからといって、白斑タイプまで同じ感覚で扱わない方がいいでしょう。

ベンジャミン・スターライトにも似ている

この白斑ガジュマルを見ていると、もうひとつ似たフィカスを思い出します。

フィカス・ベンジャミナ ‘スターライト’です。

スターライトも緑と白のコントラストが非常に強い斑入りフィカスで、白い部分が大きく入ります。

白斑ガジュマルとスターライトを写真だけで見ると、少し似て見えることがあります。

ただし、実物の葉を見ると違いはかなり分かりやすいです。

ガジュマルとベンジャミンの見分け方は「葉」

大きな違いのひとつが葉の厚みと葉先です。

我が家で比較すると、ガジュマルの葉はベンジャミンより厚く、しっかりした質感があります。

一方、ベンジャミンは葉が比較的薄く、先端がシュッと尖っています。

NParksのガジュマルの解説でも、ベンジャミンとの比較として、葉先が通常より鈍いことが挙げられています。ただし、葉形には幅があるので、1枚の葉先だけで決めるものではありません。

今回スターライトそのものの比較写真はありませんが、葉姿を比較するため、同じベンジャミンの斑入りタイプ「ソルトアンドペッパー」を見てみます。

フィカス ベンジャミン ソルトアンドペッパーの葉
ベンジャミン・ソルトアンドペッパー。白斑ガジュマルとの葉形の比較用

ガジュマルは肉厚で丸みがあり、ベンジャミンは薄めで葉先が尖る。

白い斑だけで判断するより、葉そのものの形や質感を見ると判別しやすくなります。スターライトと白斑ガジュマルを育て比べた記録では、新芽や枝の違いも扱っています。ガジュマル側の葉形の幅は細葉株と地域差の研究に整理しています。

黄斑タイプのガジュマルともかなり違う

さらにガジュマルには、白ではなく黄色~黄緑色の斑が入るタイプもあります。

黄色い斑が入る斑入りガジュマル
こちらはタイプの異なる黄斑ガジュマル

同じ「斑入りガジュマル」として販売される植物でも、並べてみると印象はかなり違います。

斑の色だけでなく、斑の入り方、新葉の色、枝の太さ、樹形まで観察してみると、ガジュマルの斑入りは想像以上に奥が深いです。

白斑ガジュマルを見つけたらちょっとラッキーかも

黄斑タイプのガジュマルに比べると、今回紹介したような白斑が強く、新葉や枝に赤みが出るタイプは、それほど頻繁には見かけません。

園芸店などで状態のいい株を見つけたら、少し珍しいガジュマルを探している人にとってはラッキーかもしれません。

ただし、白斑が美しい分、普通のガジュマル以上に光量には注意したいところ。

ベンジャミン・スターライトなど白斑の強いフィカスと同じように、「斑入りだから少し慎重に」くらいの気持ちで育てるのがおすすめです。

今後、白斑ガジュマルのタイプや品種名について信頼できる資料が見つかった場合は、この記事にも追記していきます。


※光量への反応、枝の伸び方、落葉などには筆者の栽培環境で観察した内容を含みます。植物の生育は日照、温度、用土、鉢サイズ、個体差などによって変化します。

※以下では、当サイト運営者が栽培・増殖した植物をメルカリで販売している場合があります。また、メルカリアンバサダーのアフィリエイトリンクを含みます。

珍しいアロイド・観葉植物をメルカリで販売しています

※出品状況は随時変わります。記事で紹介している植物が出品されていない場合もあります。
※リンク先の商品購入等により、当サイトが報酬を受け取る場合があります。

珍しいアロイド・観葉植物をメルカリで販売中

※出品状況は随時変わります。記事で紹介している植物が出品されていない場合もあります。
※メルカリアンバサダーのアフィリエイトリンクを含み、リンク先の商品購入等により当サイトが報酬を受け取る場合があります。

ABOUT ME
AROIDERMAN
AROIDERMAN
フィカス・アロイドを育てて記録する人
珍しい観葉植物を実際に育てながら、フィカス・モンステラ・フィロデンドロンなどのアロイドを中心に、成長記録・比較・増やし方をまとめています。 流通名だけでは分かりにくい植物も、実株の写真と栽培経験をもとに紹介しています。
記事URLをコピーしました