フィカス
PR

斑入りベンジャミンと斑入りガジュマルの違い|葉・葉先・枝ぶりで見分ける

f4shhikgme
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

斑入りのフィカスを見て、「これ、ベンジャミン?それともガジュマル?」と思ったことはないでしょうか。

普通の緑葉なら比較的分かりやすい両者ですが、白い斑が入ると意外なほど似て見えることがあります。

今回比較するのは、我が家で育てているフィカス・ベンジャミン「ビューティークイーン」と斑入りガジュマル。

実際に両方を育てて見比べると、葉の厚さ、葉先、そして何より枝の出方にかなり違いがあります。

アロイド植物をメルカリで販売しています

増えた株や発根済み苗等を中心に出品しています。
気になる植物があればこちらからどうぞ。

メルカリの出品を見る

公式記録の品種情報

農林水産植物の種類Ficus benjamina L.
登録名スターライト ビューティクイーン
登録番号・登録日15865/2007年12月17日
由来の記載スターライトの枝変わり

出典:農林水産省・登録品種データベース。販売時の略称と登録名は異なります。ラベルのない別の株を、白斑だけでこの登録品種と断定するための情報ではありません。

フィカス・ベンジャミン「ビューティークイーン」

フィカス ベンジャミン ビューティークイーンの斑入り葉
我が家で育てているフィカス・ベンジャミン「ビューティークイーン」

ビューティークイーンは、白斑の美しいフィカス・ベンジャミンです。

農林水産省の登録番号15865の名称は「スターライト ビューティクイーン」です。登録資料ではスターライトの枝変わりとして記載されています。この記事では入手時の呼び名「ビューティークイーン」も残しています。

我が家の株では白い部分が大きく現れる葉があり、株全体がかなり明るく見えます。

ベンジャミン ビューティークイーンの白斑入りの葉
白斑の面積が大きくなるビューティークイーンの葉

こちらが斑入りガジュマル

そして、こちらが我が家で育てている斑入りガジュマルです。

白斑が入る斑入りガジュマル
白と緑の斑が入るガジュマル

ガジュマルは植物学的にはFicus microcarpa。

ベンジャミンはFicus benjaminaなので、同じフィカス属ではありますが別種です。

ところが斑入りになると、白と緑の葉が細い枝に付くため、写真だけではかなり似て見えることがあります。

斑入りガジュマルの葉
斑入りガジュマル。ベンジャミンと似るが、実物を見ると違いがある

違い① ガジュマルの方が葉が厚い

両方を実際に触ってみると、まず分かりやすいのが葉の厚さです。

我が家の株では、斑入りガジュマルの方が明らかに葉に厚みがあります。

触ったときにも、ガジュマルは比較的しっかりとした葉。

それに対してベンジャミン・ビューティークイーンは、ガジュマルより薄めの葉を展開します。

写真では伝わりにくい違いですが、実物を並べて触るとかなり分かりやすいポイントです。

違い② ベンジャミンは葉先が尖りやすい

次に注目したいのが葉の先端です。

ベンジャミンは、葉先がスッと細く尖る傾向があります。

実際、Ficus benjaminaの葉は植物学的な記載でも先端が長く尖る形が特徴として挙げられています。ノースカロライナ州立大学のベンジャミン解説。

一方、ガジュマルはそれより丸みを感じる葉が多く、葉先もベンジャミンほど長く尖らない株があります。

ただし、葉先だけで100%見分けるのは危険です。

ベンジャミンには非常に多くの園芸品種があり、品種によって葉の大きさや形が異なります。

実際に育てていると、ガジュマルにかなり近い葉型を持つベンジャミンもあります。

そのため、葉先は見分けるためのヒントのひとつくらいに考えた方がいいと思います。

違い③ 一番分かりやすいのは枝ぶり

個人的に、両者の違いが一番よく現れると思っているのが枝の出し方です。

ベンジャミンは、とにかく細かく枝分かれします。

一本の枝からさらに細い枝を出し、それがまた分岐する。

細い枝をどんどん増やしながら、モサモサと葉数を増やしていくような樹形になりやすいです。

Ficus benjamina自体も枝垂れるような樹形を持つ樹木として知られており、観葉植物では剪定によって丸く密な樹冠を作る仕立てもよく行われます。ノースカロライナ州立大学のベンジャミン解説。

一方、我が家のガジュマルは少し違います。

もちろん脇枝は出しますが、ベンジャミンのように細い枝を次々と細分化していく印象ではありません。

ひとつの枝をある程度しっかり育ててから、次の枝を出していく。

そのため同じくらいの葉数でも、株全体を見ると枝の骨格が違って見えます。

斑入りになると、なぜ余計に似て見える?

緑葉のベンジャミンとガジュマルなら、それほど迷わない人でも、斑入りになると急に判断しづらくなることがあります。

理由のひとつは、どうしても白と緑の模様に目が行ってしまうからだと思います。

Ficus microcarpa「Milky Stripe」を対象にした2019年の研究では、同じ葉の緑色部と白色部を比較し、光合成に関わる遺伝子の発現の違いが分析されています。ただし、これは我が家の株を分析した研究ではなく、この株がMilky Stripeであることも確認していません。研究論文:Transcriptome Profile of the Variegated Ficus microcarpa c.v. Milky Stripe Fig Leaf。

しかし種類を見分けたいなら、斑の模様だけを見るよりも、葉の厚さ・葉先・枝の分岐をまとめて観察した方が分かりやすいと思います。

斑入りベンジャミンと斑入りガジュマルの違い

以下は我が家の2株の比較です。葉の厚さや枝の出方には、品種・株齢・剪定・栽培環境も関わるため、すべての株を判定できる分類表ではありません。

比較ベンジャミン・ビューティークイーン斑入りガジュマル
種Ficus benjaminaFicus microcarpa
葉の厚さ比較的薄い比較的厚い
葉先細く尖りやすい比較的丸みを感じることが多い
枝細かく分岐しやすい比較的しっかり枝を伸ばしてから次の枝を出す印象
株の印象細枝と葉が増えてモサモサしやすい枝の骨格が比較的分かりやすい
斑ビューティークイーンは白斑が大きく入る白斑タイプでは非常によく似て見えることがある

葉だけでなく「木全体」を見ると分かりやすい

斑入りベンジャミンと斑入りガジュマル。

写真で葉だけを見ると、本当によく似ています。

しかし実際に両方を育ててみると、違いは斑の模様ではなく植物そのものの作りに現れます。

ガジュマルは葉が厚い。

ベンジャミンは葉が薄めで、葉先が尖りやすい。

そしてベンジャミンは、細かな枝をどんどん分岐させる。

もちろん園芸品種や栽培環境によって姿は変わるため、一つの特徴だけで断定することはできません。

それでも、葉だけではなく枝まで含めて株全体を観察すると、かなり見分けやすくなります。新芽の色や東京での冬越しの体感は、斑入りベンジャミンと白斑ガジュマルの育て比べ記録に分けてまとめています。

斑入りフィカスの名前が分からないときは、ぜひ「葉の厚さ・葉先・枝ぶり」の3つを見比べてみてください。


※葉の厚さや枝の分岐については、筆者が実際に栽培している株を比較した観察を含みます。フィカスは品種、株齢、剪定、日照などによって葉形や樹形が変化するため、これらの特徴だけで種類を断定できない場合があります。

※以下では、当サイト運営者が栽培・増殖した植物をメルカリで販売している場合があります。また、メルカリアンバサダーのアフィリエイトリンクを含みます。 珍しいアロイド・観葉植物をメルカリで販売しています

※出品状況は随時変わります。記事で紹介している植物が出品されていない場合もあります。
※リンク先の商品購入等により、当サイトが報酬を受け取る場合があります。

珍しいアロイド・観葉植物をメルカリで販売中

※出品状況は随時変わります。記事で紹介している植物が出品されていない場合もあります。
※メルカリアンバサダーのアフィリエイトリンクを含み、リンク先の商品購入等により当サイトが報酬を受け取る場合があります。

ABOUT ME
AROIDERMAN
AROIDERMAN
フィカス・アロイドを育てて記録する人
珍しい観葉植物を実際に育てながら、フィカス・モンステラ・フィロデンドロンなどのアロイドを中心に、成長記録・比較・増やし方をまとめています。 流通名だけでは分かりにくい植物も、実株の写真と栽培経験をもとに紹介しています。
記事URLをコピーしました