
フィカス・エラスティカ ‘クライギー’とは?インドゴムノキとの違いと特徴

我が家で育てているフィカス・エラスティカ ‘クライギー’(Ficus elastica ‘Craigi’)です。
昔から知られているゴムの木のひとつですが、最近は生産しているところもかなり減った印象があり、園芸店でいつでも見つけられるような品種ではなくなっています。
一見すると普通のインドゴムノキにも見えますが、実株をよく観察すると葉の付き方や葉柄などに違いを感じます。

クライギーの名前と、見分けるための観察点
| 掲載する株 | クライギーとして自宅で育てている緑葉株 |
|---|---|
| 園芸流通上の表記 | Ficus elastica ‘Craigi’。この記事では入手・流通名として保持 |
| 観察する部分 | 葉の長さと幅、葉柄の太さと長さ、葉の付け根の曲がり方 |
| 比較の条件 | 同じくらい成熟した葉を比較。若葉と古葉、異なる光環境を混ぜて決めない |
| 未確認 | これらの特徴だけで確実に識別できる基準、ディシェリとの系統関係 |
「クライギーの斑入り」と「ディシェリ」が同じかどうかは、細葉という印象だけでは決められません。ディシェリ・ティネケ・ブラジル・アサヒ・クライギーの実株比較では、今回の緑葉株も比較対象にしています。
クライギーは店頭で見かける機会が少ないエラスティカ
クライギーは、インドゴムノキとして知られるFicus elastica(フィカス・エラスティカ)の栽培品種として流通しています。
ティネケやバーガンディなど現在でもよく見かけるエラスティカ系の品種と比べると、クライギーを店頭で見る機会はかなり少なくなりました。
私自身、フィカスをいろいろ集めていますが、クライギーは「欲しいと思ったときにどこでも買えるゴムの木」という感じではありません。

インドゴムとクライギーは何が違う?
クライギーを見ていると気になるのが、一般的なインドゴムノキとの違いです。
どちらもフィカス・エラスティカなのでかなり似ていますが、クライギーについては葉柄が太く短いことが特徴のひとつとして紹介されています。
実際に株を観察すると、単純な葉の長さや幅だけではなく、葉柄の長さ、葉が茎から出る角度、葉柄付近から葉身へつながる部分のカーブなども見比べてみたくなります。

特にこのあたりは、写真で一枚の葉だけを見るより、実際の株を横から見た方が違いを感じやすい部分です。
ただし、葉の付け根のカーブや角度だけでクライギーを確実に識別できるという一次資料までは、現時点では確認できていません。
そのため、この記事では実際の栽培株で見られる特徴として記録しておきます。
クライギーは「葉の形」だけでは見分けにくい

クライギーを知らない人がこの株だけを見れば、普通のインドゴムノキだと思ってしまっても不思議ではありません。
斑入り品種のような分かりやすい特徴があるわけではないので、葉の輪郭だけで判断するより、株全体の姿や葉柄まで見た方が違いを探しやすいと思います。
見かける機会が減ったからこそ残しておきたいゴムの木
観葉植物にも流行があり、新しい品種が次々に登場する一方、昔から存在していても生産量が減って見かけなくなる品種があります。
クライギーも、個人的にはそんなゴムの木のひとつです。
派手さでは最近の斑入りフィカスに負けますが、昔からあるエラスティカの品種を実際に育て、普通のインドゴムとどこが違うのか観察するのもフィカス収集の面白さだと思います。
今後は我が家にあるインドゴムノキとも実株を並べ、葉柄の長さや葉の付け根、葉が出る角度などを写真で比較してみたいと思います。
一般的なエラスティカの管理を参考にする
RHSのFicus elasticaの解説では、保水性がありながら排水する用土と、十分な明るさのある環境が案内されています。クライギーだけの耐寒温度や成長速度を示す資料ではないため、その数値を他品種から借りて設定することはしません。
国内の生産量は調査していないため、流通の少なさは私が店頭で見てきた範囲の印象です。
植物名:フィカス・エラスティカ ‘クライギー’
表記:Ficus elastica ‘Craigi’
属:フィカス属(Ficus)
特徴:細長い葉、比較的短い葉柄
流通:現在は見かける機会が少ない
栽培:自宅栽培株









