
フィカス・ゴールデンキングは大きくなる?ミニプランツではよく見るのに大株を見かけない

お店でフィカス・ベンジャミナ ‘ゴールデンキング’を見つけました。
ゴールデンキングはミニプランツでは比較的よく見かけます。ただ、個人的には大株になったゴールデンキングを店頭でほとんど見たことがありません。

ゴールデンキングの名前・大きさ・来歴
| 園芸名 | Ficus benjamina ‘Golden King’/クワ科フィカス属 |
|---|---|
| 葉 | 緑色の葉に黄〜クリーム色系の縁斑が入る |
| RHSのサイズ目安 | 高さ1.5〜2.5m、幅1〜1.5m。到達期間の目安は5〜10年 |
| 作出の記録 | 米国植物特許PP6460には、ベルギーで緑葉株への放射線照射から得られた系統と記載 |
| 記事の一次情報 | 園芸店で見た小鉢の記録。自宅で大株まで育てた経験ではない |
| 未確認 | 日本のサイズ別出荷量、大株が少なく見える理由 |
資料:RHSの品種解説、1988年公開の米国植物特許PP6460。サイズと年数は栽培の目安であり、購入した小鉢が必ずその期間でその高さになる保証ではありません。
フィカス・ゴールデンキングとは?
ゴールデンキングはベンジャミンの園芸品種Ficus benjamina ‘Golden King’です。1988年の品種記録では、緑色の葉の縁を明るい黄色の斑が囲み、不規則に内側へ斑が入ることが特徴として記載されています。
さらに、生育旺盛で枝分かれに優れる品種として記録されています。小鉢で売られていることが多くても、本来「大きくならないミニフィカス」というわけではありません。

ゴールデンキングは大きくなる?
英国王立園芸協会(RHS)では、ゴールデンキングの成株サイズの目安を高さ1.5〜2.5m、幅1〜1.5mとしています。
つまり、環境と時間があれば人の背丈を超えるサイズまで育つポテンシャルがあります。ミニプランツでよく見るからといって、小型品種というわけではなさそうです。

なぜ大株をあまり見かけない?
ここが今回いちばん気になったところです。ゴールデンキング自体に大型化できない性質があるわけではなく、むしろ品種記録では生育旺盛とされています。
そのため、ミニプランツではよく見るのに大株をあまり見かけないのは、植物そのものの性質より国内での生産・流通サイズの影響が大きい可能性があります。
ただし、これは店頭での観察から考えた仮説です。国内のサイズ別流通量を示す統計があるわけではないため、「大株が流通しない」とまでは断定できません。

小鉢から育てるときの管理
RHSでは明るい場所で育て、生育期は適度に水を与え、冬は控えめにする管理が案内されています。小さく販売されていることと、成熟しても小さい性質は別なので、置ける高さ・枝幅と鉢のサイズを考えて育てたい品種です。
ベンジャミンの白斑系との違いは、スターライトとスターライトビューティークイーンの名前・特徴も参考になります。斑入りベンジャミンという共通点があっても、同じ品種として扱うことはできません。
ミニプランツから大株に育てるのも面白そう
ゴールデンキングが1〜2mクラスまで育てば、斑入りの細かな葉が密集したかなり存在感のある樹形になりそうです。
今回調べて面白かったのは、「いつも小さく売られている植物」と「本当に小型の植物」は別だということ。大株を店頭で見つけたら、ミニプランツとの葉や斑、樹形の違いも比較してみたいと思います。








